2011年9月9日金曜日

旧石器文化の探求―縄文以前にさかのぼる

 出典:日本の歴史①日本史誕生・佐々木高明著・集英社
    日本史誕生:21~17頁
    第1章 日本列島の旧石器時代
    1 旧石器文化の探求―縄文以前にさかのぼる

 「写真」槍先に使われた尖頭器

     北海道湧別遺跡出土

     北海道家庭学校


 日本列島において、人類の生活がはじまったのは、いったいいつごろのことだろうか。

 この問いに答えようと、明治時代以後、N・G・マンロー氏をはじめ

 喜田貞吉氏、

 大山柏氏、

 直良信夫氏など

 数多くの研究者がさまざまな努力を傾けてきた。

 それにもかかわらず、日本列島における人類の生活の痕跡が、

 確かな証拠で示せるのは、縄文時代までだと長いあいだ考えられてきた。

 私も学生時代に

 「日本列島では縄文時代より以前には人間の歴史はない」


 と教えられたことを記憶している。

 日本列島において、縄文時代より以前の時期、

 地質学の分類でいえば更新世(表1 参照)の時期に、

 人間の営みのあったことがはじめて明らかにされたのは

 一九四九(昭和二四)年の岩宿における

 「旧石器の発見」であったことはよく知られている。


 「写真1」岩宿遺跡の遠景と発見された尖頭器

 中央の低い部分が、旧石器の発掘調査の行われた切通し。

 1949 年に相沢氏が発見し、旧石器発見の端緒となった尖頭器(長さ7cm )。

 明治大学考古学博物館

 石器は相沢忠洋記念館

 『参考ブログ』

 「歴史徒然」
 「ウワイト(倭人)ウバイド」
 「ネット歴史塾」
 「古代史の画像」
 「ヨハネの黙示録とノストラダムスの大予言」
 「オリエント歴史回廊(遷都)」
 「歴史学講座『創世』うらわ塾」
 「終日歴史徒然雑記」
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